海外に旅行する予定があるけど、海外で使えるVPNを探してはいませんか。VPNを使えば安全にインターネットが利用できるとは聞いたけど、いまいちピンと来なくて迷っていますよね。
VPNには多くの選び方がありますが、まずは料金から選び始めるのも賢い選び方と言えるでしょう。
今回は「海外で使うVPNの料金の目安」を実際のVPN価格表を元に紹介しています。比較表や無料VPNの使用、その他の選び方についても解説していますので、ぜひ参考にしてください。
当サイトは日本人視点で利用しやすいVPNを紹介するサイトです。海外在住時にさまざまなVPNを購入・使用した経験を持つ日本人がVPNに関する情報を発信しているので、ぜひ参考にしてください。
VPNとは?
「VPN」とは、「Virtual Private Network(仮想プライベートネットワーク)」の略語です。一般的にVPN接続をすると、安全にネットワークを使えるという認識は間違っていません。
VPNが必要になるパターンは大きく分けて2パターン存在し、
いずれもVPNを使用して解除が可能です。海外から動画配信サービスにアクセス・視聴ができないのは「ジオブロック」と呼ばれるアクセスを制限する技術が影響しています。海外と日本では著作権や法律が異なるため、サービスの運営者が意図的にアクセスを制限しています。
また、滞在する国によってインターネット上のアクティビティを検閲・監視している国も存在します。身近な例として「中国」はインターネットの検閲・監視をしている国として有名です。
VPNの存在は、中国政府が「使わないでほしい」と声明を出すほど、インターネット上のアクティビティを匿名化します。海外に渡航する予定がある方はVPNの用意を忘れずに。
海外で使用するVPNの料金の目安は?
海外でVPNを使用する場合、ほとんどの方が1日〜1週間の滞在ですよね。VPNの事業者は1日プランを提供しておらず、最低7日のプランからが一般的です。また、1か月プランから提供しているVPN事業者も多く、目安としては「1か月の料金の安さ」に注目しましょう。
なるべく安い値段でVPNを使用する場合の目安としては、1か月1000〜1500円の間に収めるように心がけてください。中には1500円を超えるサービスもありますが、一般人が使うVPNとしては完全にオーバースペックです。
また、長期間の滞在予定や複数回の渡航予定がある方は、1度に長期契約を結んでもよいでしょう。VPNの契約システムとして、長期契約はひと月あたりの料金が安く設定されています。日常的に使う機会があるなら、長期契約も視野に入ります。
長期契約の値段はひと月あたり「250円〜700円」に設定されており、事業者によって異なります。
各VPN料金比較まとめ
当サイトが選出した各VPN事業者の料金表をまとめています。今回、海外旅行を検討されている方が選ばれている「1か月プラン」を強調表示しました。中には複数のプランを提供している事業者もあるため、値段には少し差があります。ぜひ参考にしてください。
7日間プラン | 15日間プラン | 30日間プラン | 1年間プラン | 2年間プラン | |
MillenVPN | 580円 | 980円 | 1,580円 | 540円/月 | 360円/月 |
1か月プラン | 3か月プラン | 6か月プラン | 1年間プラン | 2年間プラン | |
suikaVPN | 1,097円 | 1,048円/月 | 988円/月 | 938円/月 | 878円/月 |
定額制 | |||||
セカイVPN | 月額1,100円 | ||||
1か月プラン | 1年プラン | 2年プラン | |||
NordVPN | 2,130円 | 910円/月 | 760円/月 | ||
1か月プラン | 1年プラン | 3年+6か月無料 | |||
AtrasVPN | 1,573円 | 535円/月 | 223円/月 | ||
1か月プラン | 6か月プラン | 12か月プラン | |||
ExpressVPN | 12.95ドル | 9.99ドル/月 | 6.67ドル/月 | ||
1か月プラン | 6か月プラン | 12か月プラン | |||
Grocal VPN | 990円 | 825円/月 | 779円/月 | ||
1か月プラン | 1年プラン | 2年プラン | |||
Surfshark | 2,188円 | 588円/月 | 438円/月 | ||
1か月プラン | 6か月プラン | 2年+4か月 | |||
CyberGhost | 1,790円 | 1,000円/月 | 290円/月 |
海外で無料VPNは使える?
無料VPNは国によって使用できるかが異なります。例えば、欧米諸国や日本などインターネットに目立った規制がない国では普段通りに無料VPNが使えます。しかし、中国やトルコ、ベラルーシなどインターネットに何かしらの規制がある国に滞在する場合、無料VPNがブロックされている可能性があります。
また、セキュリティに脆弱性が多く、運営元の信頼がないことも無料VPNが避けられている理由です。セキュリティが最低限に抑えられた無料VPNは、ハッキングやデータ漏えいのリスクも高く、日常的な使用には適していません。
どうしても無料で使いたい方は筑波大学が提供する「VPN Gate」を利用しましょう。日本で唯一運営元が信頼できる無料VPNサービスで、誰でも気軽に利用できます。通信速度は無料なので、期待できませんが短時間の利用にはおすすめです。
料金以外のVPNの選び方とは?
海外で使うVPNを「料金」だけで選ぶのも間違った選択ではありません。しかし、料金だけで選んでしまうと、自分が思い描いていた使い方ができずに残念な思いをしてしまう可能性も考えられます。
特に、動画視聴に関してはVPNで左右されやすいので選び方にはこだわる必要があります。ここからは料金以外のVPNの選び方を紹介していきます。
セキュリティ
セキュリティを重視した選び方は、インターネットの検閲や追跡、監視を避けるための手段として有効です。また、悪質な攻撃者によるハッキングや、マルウェアから端末を保護する目的でも重要視されます。
例えばNordVPNは、スパイウェアやトロイの木馬などの悪質なサイトから保護する「マルウェア保護」や漏えいした個人情報がダークウェブ上で取引されると警告してくれる「ダークウェブモニター」などが標準搭載されており、セキュリティ機能が充実したVPNとして有名です。
その他にも、VPN接続が何らかの動作不良により切断された際に、Wi-Fi接続を自動的に切断する「キルスイッチ機能」やアクティビティのログを保存しない「ノーログポリシー」もおすすめです。
公式サイト内に記載があるため、提供されるセキュリティシステムを確認しておきましょう。
海外製or日本製
VPNの選び方における海外製・日本製の違いは、日本人向けに開発されているのかが基準です。海外で開発されたVPNは、セキュリティを重視している傾向があり、日本人にとって使いにくい可能性があります。また、セキュリティを重視している海外製のVPNは、値段が高く設定されており、気軽に使用したい方には不向きです。
反対に、日本企業が開発したVPNは、しっかりした日本語表記に加えて、日本人が利用しやすい料金を設定しています。例えば、MillenVPNは業界でも珍しい「7日間プラン」を用意しており、旅行や出張に適した料金プランを提示していましたよね。
また、対応するサービスも日本人基準に作られており、X(Twitter)やInstagram、LINEをはじめ、HuluやU-NEXT、Amazon Prime Video、Netflixなど日本で普及しているサービスには全て対応しています。
セキュリティを重視するなら「海外製VPN」、日本語対応で使いやすさを重視するなら「日本製VPN」を選びましょう。
対応サービスの有無
VPNを契約する前に、ご自身が利用しているSNSや動画配信サービスに対応しているかを確認しましょう。各VPNでそれぞれ対応しているサービスに差があるため、特定のサービスは利用できない可能性も十分に考えられます。
選び方としては、公式サイト内に掲載されている「対応サービス一覧表」を参考にしましょう。例えば、MillenVPNは公式サイト内で「対応国・対応サービス」を表にして掲載しています。
反対に海外製のVPNの公式サイトには、ほとんど一覧表が掲載されていません。対応しているサービスにも限りがあり、日本人向けに開発されたVPNと比較しても圧倒的な差が生まれています。
快適に利用するためには、事前に対応しているサービスを確認し、自分の用途に合ったVPN選びが重要です。
まとめ
海外で使うVPNを料金だけで選んでも構いませんが、料金だけで選んでしまうと自分が思い描いていた使い方ができない可能性があることをご説明しました。
注意点は以下の通りです。
VPN事業者が採用している料金システムは、1度に長期契約を結ぶとひと月あたりの値段が非常に安くなるシステムでした。料金の安さは非常に魅力的ですが、短期的な利用には高い値段が設定されています。1か月も利用しない方には7日・15日プランを用意している事業者を選んでも良いですね。
海外に渡航する際は、VPNを準備して万全の状態で海外旅行を楽しみましょう。当サイトでは、海外で使えるVPNサービスをご紹介しています。興味がある方は「海外で使えるおすすめVPN6選」にてご覧ください。