絶対見るべき!中国で無料VPNは使える?使えない理由を併せて解説!

VPNの選び方

皆さんは中国で無料VPNを利用できるのか気になりませんか?中国でのインターネット規制のニュースは見たことがあるけど、実際はどうなんだろうと考えるのが普通ですよね。

VPNは、国によって設定される地域的な制限(ジオブロック)を解除するために利用される機能であり、海外旅行者にとって利用は必須と言えるでしょう。しかし、VPNは使用料金がかかるため、できれば無料で利用したいですよね。

今回は、中国で無料VPNで使えるのかを解説しています。その他にも、グレートファイアウォールや違法性についても触れています。ぜひ併せて参考にしてください。

当サイトは日本人視点で利用しやすいVPNを紹介するサイトです。海外在住時にさまざまなVPNを購入・使用した経験を持つ日本人がVPNに関する情報を発信しているので、ぜひ参考にしてください。

中国で無料VPNは利用できる?

中国で無料VPNは利用できる?

中国ではほぼ全ての無料VPNが利用できない状態です。当サイトでも紹介したProtonVPNやTurnnelbearなど、あらゆる無料VPNは利用できず、利用できるのは限られた有料VPNサービスのみとなっています。

中国では、政府によるインターネット履歴の閲覧や監視が行われており、インターネットを自由に使えないのが現状です。中国政府はインターネットに「グレート・ファイアウォール」、通称「金盾」を設置し、各種SNSや海外発祥のサービスやサイトを全て制限しています。よって、観光で中国に滞在する場合、VPNの利用は必須でありインターネットの履歴は全て監視されていると考えましょう。

ちなみに「グレート・ファイアウォール」とは、中華人民共和国のインターネットに適応される大規模な情報検閲システムです。中国政府は、グレート・ファイアウォールの管理に力を入れており、年々規制が厳しくなっているのが現状。これから先、利用できていたVPNサービスが利用できなくなるケースも視野に入れておく必要があります。

中国でのVPN利用に違法性はある?

中国でのVPN利用に違法性はある?

中国政府は、通信が暗号化されると検閲の対象から外れてしまうため、許可なく通信の暗号化をすることを禁止しています。実際、SNSで過激な思想を投稿した中国人が逮捕される事案も出ており、違法性が高いと考えるのは理解できます。

しかし、中国でのVPN利用には、違法性が薄いことが判明しています。というのも、中国が全面的にVPNを禁止にした場合、国民の外交性が失われてしまい、国自体が閉鎖的になってしまいます。中国の発展には、海外からの刺激は必要不可欠なものであり、外交性を閉ざしてしまうといった意味で厳しく取り締まることができません。

とはいえ、中国でのVPN利用は「グレーゾーン」として周知されているため、VPNを利用する際は、正しい使い方をすることが重要です

中国でVPNを利用するには?

中国でVPNを利用するには?

中国に旅行や出張で訪れる際は、中国で利用できるVPNを契約しましょう。前述の通り、中国でSNSや日本のサービスは利用できないため、VPNの導入は必須とも言えます。

無料VPNは全て利用できないため、有料のVPNを契約する必要があります。有料のVPNにも、中国に対応しているVPNと対応していないVPNの2種類が存在します。例えば、ExpressVPNは中国での利用は非常に不安定で、利用できないことは明らかです。必ず、公式サイト内で中国に関する情報を記載しているVPNサービスを選択し、選び方を間違えないことが重要です。

無料VPNの選び方については「無料VPNおすすめ6選」にて紹介していますので、併せて参考にしてください。

ここからは中国で利用する方から質問を受けやすいVPNサービス3つについて触れています。併せて参考にしてください。

NordVPNの利用について

NordVPNは、以前中国で利用できていましたが、近年は全くつながらない状態が続いており、利用はできないと考えた方が良いでしょう

NordVPNはセキュリティに定評があるサービスで、マルウェア保護やダークウェブモニターなど個人で利用する方からも人気があります。アプリをインストールすることで、簡単にセキュリティ強化ができる点は、初めてVPNを導入する方におすすめです。

公式サイト内で中国について言及されておらず、サーバー検索にも引っかからないため、公式側も中国での接続不良について理解していると思われます。専用のページも削除されているため、中国での利用はできないVPNサービスです。

VPNネコの利用について

VPNネコはApp StoreやGoogle Play Storeで気軽に利用できる人気の無料VPNサービスです。中国での利用も確認されており、利便性の高さも伺えます。

実際、VPNネコの安全性は皆無に等しいと言われており、危険が含まれている可能性があります。VPNネコは詳しい運営元がわかっていないことに加えて、複数回、運営会社が変更された形跡が見受けられます。データの管理やポリシーについても言及されておらず、信頼性・安全性ともに欠けているVPNサービスです。

検索しても名目上の運営会社の名前しか判明していないことから、怪しいVPNアプリですが、中国での利用は可能です

MillenVPNの利用について

MillenVPNは、中国で利用できる日本製のVPNサービスです。MillenVPNでは、中国などの通信規制が厳しい国での利用に関して言及されており、主にWindows版MillenVPN専用アプリ(OpenVPN)を利用することで通信が安定すると記載されています。

また、パソコン以外の端末では、「MillenVPN Open Connect」を利用することで、通信制限の厳しい中国からの利用が可能です。

MillenVPNは、日本企業が開発した「日本人向けのVPNサービス」を提供しており、多くの高評価を獲得しているVPNです。対応しているサービスが一目でわかる一覧表を掲載しており、使いやすさと安全性に優れています。

対応する国の一覧表にも「中国」が含まれているため、中国に旅行や出張で訪れる際におすすめのVPNです。ただし、利用環境や国際情勢により通信が不安定になる場合があるため、渡航前に確認しましょう。

VPNアプリの危険性とは?

VPNアプリの危険性とは?

現在、有名VPNプロバイダがVPNを導入するツールとして「アプリ」が使われます。App StoreやGoogle Play Storeで「VPN」と検索すると多くのVPNアプリが表示されますが、無料で利用できるアプリは全て危険性を含んでいると考えていいでしょう。

理由としては、アプリの利便性を利用し、個人情報を抜き取るためだけに開発されたアプリも含まれるからです。アプリは、それぞれの携帯端末、もしくはパソコン端末で簡単にインストールすることができ、一切の費用を必要としません。ましてや、VPNサービスとなると、有料版を利用する方は少なく、無料版でも効果があると考えるのが現状です。

アプリはインストール後、すぐに使えるため、その利便性を生かした情報盗取が日常的に行われている可能性があります。また、無料VPNの運営者は巧みに隠されてはいるものの、最後には中国につながっていることが明らかになっています

アプリをインストールする際は、危険性を理解した上で、運営元の詳細が明らかになっているアプリをインストールしましょう。

まとめ:中国で無料VPNは使えない

まとめ:中国で無料VPNは使えない

中国で無料VPNは全く使用できないことが明らかになりました。また、有料VPNも利用できるサービスが限られており、選び方を考える必要があります。

おそらく無料VPNは、グレート・ファイアウォールによって全て阻まれており、利用ができなくなってしまったと考えられています。中国政府は、年々規制を強めており、今後利用できるサービスの幅が狭くなってしまうことも解説しました。

中国に旅行や出張で訪れる際は、中国で利用できるVPNを下調べし、契約することをおすすめします。

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