海外から利用できるVPNおすすめ6選!違法性や安全に利用できるVPNを厳選!

VPNの選び方

海外から日本のコンテンツにアクセスする際に「このコンテンツはあなたの国ではご利用いただけません」と表記され、視聴ができないと悩んでいませんか?

海外にいながら日本の動画や生放送を視聴できるのはひと時の至福ですよね。私自身も海外生活が長くなればなるほど、日本のコンテンツが恋しくなったものです。

今回は、海外から日本のコンテンツにアクセスする際に利用できるVPNサービスを紹介しています。その他にもVPNの利用が規制されている国や違法性についても解説しているので、ぜひ参考にしてください。

当サイトは日本人の視点から安全なVPNサービスを紹介するサイトです。海外に在住した経験がある私が、使いやすさと安さを兼ね備えたVPNを厳選しています。

海外から日本のコンテンツにアクセスできないのはなぜ?

「現在の場所ではこのタイトルをご利用いただけません」と表示される
「現在の場所ではこのタイトルをご利用いただけません」と表示される

日本のコンテンツやサービスの運営元が国外からのアクセスを制限している場合、海外からのアクセスはできません。アクセスができない主な理由としては

  • 海外での使用を認めていない
  • 政府がアクセスを規制している
  • 著作権上、国外への配信ができない

海外からアクセスができないコンテンツは、Hulu・Abema・U-NEXTなどの「動画配信サービス」やメルカリなどの「フリマアプリ」です。特にメルカリは、海外からの出品や取引を完全に遮断することで、犯罪の道具として利用されるのを防ぐ目的があります。

また、動画配信サービスは権利者の契約により、日本でしか配信ができません。国によってコンテンツ自体が違反している場合もあるので注意が必要です。

海外から日本のコンテンツにアクセスができないのは、「IPアドレス」による通信の制限が主な原因です。IPアドレスにより、滞在者がどの国からアクセスしているのかが特定され、日本以外からのアクセスは完全にブロックされています。

このように、アクセス元の地域を制限することを「ジオブロック」と呼びます。

海外でのVPN使用は違法?

海外からVPNを接続するのは違法なのか

VPNを用いて、国外から日本のコンテンツにアクセスすることは違法ではありません。むしろVPNの利用は、セキュリティの向上を目的としており、VPNを導入する企業や推奨する企業は増え続けています。

しかし、滞在する国によってVPNの利用が禁止されていたり、VPNの利用に制限をかけている国も存在します。

VPNの不正利用が判明すると、インターネット接続の遮断や罰金を科されることもあるので、細心の注意を払った上で利用しましょう。

VPNの利用が違法な国の極端な例は「北朝鮮」です。政府がVPNの利用を禁止しており、検知された場合は重い罪を科される可能性が大きいため、VPNの利用できません。

また、北朝鮮のインターネットは全て監視されており、VPNの使用が違法な国の代表例として挙げられます。

違法性については下記の記事で詳しく解説しています。併せて参考にしてください。

海外でVPNを使うのは違法?【違法な国や逮捕された実例を併せてご紹介】

海外のサーバーを使用するのは違法?

HuluではVPN接続ではご利用いただけませんと表示される
HuluではVPN接続ではご利用いただけませんと表示される

日本から海外のサーバーを利用するのは違法行為ではありません。反対に海外から日本のサーバーを利用しても同様に違法ではありません

例えば、日本から海外のサーバーを使用するとIPアドレスが偽装される形となり、海外版のNetflixが利用できます。

欧米諸国ではVPNの使用は合法的に認められており、VPNを使って逮捕された前例はありません。加えて、Huluの接続時に「VPN経由の接続ではご利用いただけません」と表示されますが、法律違反にはならないので安心してください。

ただし、VPN経由の接続と判明した場合は垢BANや凍結の可能性があるので注意は必要です

海外からVPNを導入するメリット

海外からVPNを導入するメリット

VPNの導入には利用料金が必要で、導入を悩む方も多いのが現状です。VPNサービスは効果が可視化されにくく、実際に効果を実感するのは難しいでしょう。

しかし、私たちの身近にハッカーや個人情報の売買をする方は存在するため、VPNの導入は世界で推奨されています。

ここからはVPN導入のメリットを解説しています。

日本のコンテンツへアクセスが可能になる

VPNを利用することで、海外に滞在中でも日本のコンテンツへアクセスができます

VPNは、外部からは認識できない専用の回線を利用するのが一般的であり、いわゆる匿名の状態で国外のサービスを利用できる仕組みです。

IPアドレスを書き換える」といった形で表現されることもあり、IPアドレスを一時的に変更することで、国外のサービスにアクセスできます。旅行や仕事で海外へ滞在する際に、滞在国から日本の動画や生放送を視聴できるため、VPNサービスは重宝されます。

個人情報の流出やハッキングを防げる

海外は日本と比較して、ハッキングやサイバー攻撃の危険も多く、セキュリティを強化する目的で利用するのもおすすめです。

VPNは、通信内容の暗号化を行い、外部へ情報が漏れるのを防ぐ効果があります。

また、VPNの仕組みとして、インターネット上に仮想の専用回線を構築し、通信を行います。そのため、外部から簡単にはアクセスできなくなり、個人情報やクレジットカード情報、機密情報を守ることが可能です。

頻繁に公共のフリーWi-Fiを利用する方にもVPNは非常におすすめです。公共のフリーWi-Fの危険性は、メディアでも度々紹介されており、情報漏えいの温床になりがち。VPNはセキュリティソフトとの併用もできるため、よりセキュリティが高い通信を行うことも可能です。

VPNの必要性についてより詳しく知りたい方は下記の記事をあわせてご覧ください。

VPNは海外でなぜ必要?【海外情勢から考えるVPNの違法性と必要性を解説!】

海外でVPNを導入する際の注意点

VPN導入の注意点

VPNの選び方は海外・日本国内で大差はなく、セキュリティレベルの高さで選ぶことで失敗はないように見えます。しかし、選び方にこだわることで、利用開始後の快適さや効果の実感には大きな差が生まれます。

また、無料VPNの導入はセキュリティも最低限で、長時間の利用には適していません。

ここからはVPNを導入する際の注意点をまとめています。

無料VPNのリスク

無料VPNは無料で利用できる反面、ノーログポリシーを提示していない事業者や運営元に信頼がないサービスも多く存在します。

無料VPNの運営元は、個人情報の売買で収益を得ている可能性が高く、最悪の場合は通信の追跡や個人情報の漏えいも考えられます。

また、無料で利用できるVPNには通信量の制限がかけられており、500MBが一般的です。動画視聴をした場合、すぐに規定量に達してしまうため、無料VPNは長時間の利用に不向きです。

無料VPNには、特有の「通信の不安定さ」や「サーバー数の少なさ」から利用したいコンテンツへアクセスできない可能性もあります。無料VPNの利用には一定のリスクがあることを考慮した上で利用すると効果的です。

安定して長時間利用したい場合は、有料VPNの利用を検討しましょう。

通信速度の低下

VPNを使用すると、通信の暗号化やサーバーの混雑により、通常のインターネット接続よりも速度が落ちてしまいます

データの通信を暗号化する際に別のサーバーを経由し、第3者からのハッキングやサーバー攻撃を無効化しているため、通信が遅くなるのは必然です。

重要なのは、長時間安定して利用できるVPNを選ぶことに限ります。通信速度の低下は、サーバー数によって左右されやすく、できるだけサーバー数の多いVPNサービスを選びましょう。サーバーの接続国が選べるとより快適なVPN接続が実現できます。

違法な国からの接続

欧米諸国では積極的に利用されているVPNですが、中にはVPNの使用自体を禁止・違法としている国も存在します

特にインターネットの監視・検閲をしている国では厳しく取締られており、観光で訪れる際はVPNの使用に注意が必要です。

VPNの使用に何らかの問題がある国は下記の通りです。

  • 中国
  • ロシア
  • ベラルーシ
  • トルクメニスタン
  • イラン
  • イラク
  • トルコ
  • 北朝鮮
  • シリア
  • ウガンダ
  • UAE
  • エジプト
  • オマーン

とはいえ、VPNの使用で外国人が逮捕された前例はなく、適切な使い方をすればグレーゾーンとして使用できます

ですが、北朝鮮のようなインターネットの利用自体が違法な国もあるため、渡航前に必ずインターネット事情について調べておく必要があります。

海外でも安全に利用できるVPN6選

海外から利用できるVPNサービスは多く、それぞれで特徴や使い方も異なります。特に日本が運営する企業は、日本語の対応ができるので、VPN初心者には非常におすすめです。

また、海外が運営するVPNサービスでも、サポート体制や通信速度に対して一定の評価を得ているため、信頼性も非常に高い水準にまとまっています。

ここからは海外から利用できるVPNを6つ紹介しています。

MillenVPN

MillenVPN
https://millenvpn.jp
7日プラン15日プラン30日プラン1年プラン2年プラン
580円/7日980円/15日1,580円/30日540円/月360円/月

​​MillenVPNは日本の企業「アズポケット株式会社」が運営するVPNサービスです。日本の企業が運営しており、海外に住む日本人からの評判が良いことが特徴として挙げられます。

日本語の対応が可能で、サポート体制に不安がある方でも利用しやすいVPNサービスです。対応するコンテンツの幅が広く、iOS・Windows・Androidをはじめ、各SNSや動画配信サービスなど一般的なサービスは全て利用できます。

MillenVPNは長期間の利用料金が安く設定されています。また、短期間の利用でもお得に利用できるため、初めてVPNを導入する方や初心者の方におすすめです。

接続が可能な国の一覧表が掲載されているため、ひと目で対応国がわかります。ノーログポリシーを掲げており、安全性は国内のVPNサービスの中でもトップクラスです。

通信規制が厳しい国からのアクセスには「Millen Native OpenConnect」に接続する必要があり、通常の利用とは少し異なるので注意しましょう。

Cyber Ghost

Cyber Ghost
https://www.cyberghostvpn.com/ja_JP/
1か月プラン6か月プラン2年4か月プラン
1,790円/月1,000円/月290円/月

​​CyberGhostは、ルーマニアの企業「CyberGhost S.R.L.」が提供するVPNサービスです。長期契約の価格が非常に安く、長期間安定して利用したい方におすすめです。

運営元が日本ではないため、日本語の表記はやや不自然ですが、カスタマーサポートは好評を得ています。

U-NEXTやニコニコ動画などは視聴ができません。その他のDAZNやHulu、AmazonPrimeVideoなどの動画配信サービスは閲覧が可能です。その他、各SNSの利用や日本のコンテンツにはアクセスができます。

CyberGhostは、VPNサービスの中で最長の「45日間の返金保証期間」を設けており、万が一サービスの内容に満足できなかった場合でも、返金対応が受けられます。

サーバー数は世界100か国、11528台とVPNサービスの中でもトップクラスのサーバー数です。遅延の少なさや通信速度の速さを重視する方に向いています。

NordVPN

NordVPN
https://nordvpn.com/ja/
1か月プラン1年プラン2年プラン
1,920円/月660円/月560円/月
ベーシックプランの場合

NordVPNは「NordSecurity」が提供するVPNサービスです。世界的に利用されているVPNで世界中のどこでも利用できる点が魅力です

長期契約の料金が非常に安いため、一度の契約で完結してしまうのがおすすめ。短期間の契約は料金が高く、あまりおすすめできません。

マルウェア保護」や「ダークウェブモニター」などが標準搭載されており、セキュリティの頑丈さに定評があります。主にセキュリティの強化を目的とした利用者が多い印象を受けます。日本の動画配信サービスや各SNSには問題なく接続が可能で、初心者でも簡単に利用が可能です。

NordVPNは最大30日間の無料返金保証期間を設定しており、サービスに満足いかなかった場合は返金の対応を受けることができます。

中国からの接続は不安定で利用しにくく、中国での利用は避けた方が良いです。とにかく万能なVPNを利用したい方やセキュリティが頑丈なVPNを探している方におすすめです。

GrocalVPN

GrocalVPN
https://glocalnet.jp/lp/vpn_movie/
1か月プラン6か月プラン12か月プラン
990円/月825円/月779円/月
動画試聴VPNプラン

GlocalVPNは「株式会社グローカルネット」が運営している動画視聴に特化したVPNサービスです。海外から日本のコンテンツへのアクセスに限り対応しており、海外から日本の動画を視聴する方にぴったりです。

NetflixやHulu、U-NEXTなど日本で利用できるサービスは全て利用できます。また、GlocalVPNはVPNサービスの中でも珍しい無料期間を設けており、7日間お試しで利用が可能です。

日本の企業が運営しており、お問い合わせや返信などは全て日本語で対応してくれます。ノーログポリシーを掲げており、高度なセキュリティシステム「AES256-SHA」により、安全なVPNの利用を全力でサポートしています。

長時間安定した速度で動画を視聴したい方や動画視聴のためにVPNを契約したい方におすすめのVPNサービスです。

ExpressVPN

ExpressVPN
https://www.expressvpn.com/jp
1か月プラン6か月プラン12か月プラン
12.95ドル/月9.99ドル/月6.67ドル/月
動画試聴VPNプラン

ExpressVPNはイギリス領ヴァージン諸島の企業「Express VPN International Ltd.」が運営するVPNサービスです。世界105か国に設置されたサーバーネットワークは、快適な通信速度や利便性の高さを実現しています。

運営元が、日本の企業ではないため、日本語の表記はやや不自然です。しかし、24時間のカスタマーサポートや高速接続、ノーログポリシーなどサポート体制が充実しており、初心者の方にも安心して利用できる環境が整っています。

ExpressVPNでは最大30日間の無料返金保証期間が設けられており、サービスの質や接続不良などで満足できなかった場合、無料で返金の対応を受けることができます。

世界的に非常に有名なVPNサービスで、全世界のユーザーに愛されるVPNサービスです。セキュリティの頑丈さにも定評があり、フリーWi-Fiの使用頻度が高い方や海外在住の方におすすめです。

Surfshark

https://surfshark.com/ja
Surfshark starterSurfshark OneSurfshark One+
1か月1,688円/月2,288円/月3,388円/月
12か月(1年)588円/月628円/月988円/月
24か月(2年)298円/月408円/月608円/月

Surfsharkはオランダの企業「Surfshark B.V.」が運営するVPNサービスです。他のVPNサービスと比較すると、比較的新しい企業ですが、「2023年ベストバリュー賞」や「2022年最優秀VPNソリューション」を受賞する優良VPN企業です。

Surfshark 受賞歴

海外Youtuberのレビューも多く掲載されており、セキュリティ・価格ともに最高クラスのVPNサービスです。

主に長期契約時の価格の安さが特徴です。短期契約は単価が高く、短期の契約は避けた方が無難でしょう。プランも「Surfshark starter」「Surfshark One」「Surfshark One+」と分かれており、VPNの利用が初めての方はSurfshark Oneを選ぶと後悔しません。

Surfsharkは、最大30日間の無料返金保証期間を設けているほか、24時間のライブサポートも受けることができます。サポート体制が充実しているため、初心者でも簡単に利用が可能です。安定した通信速度を求める方やセキュリティ重視の方におすすめのVPNサービスです。

まとめ

今回、当記事で紹介した内容は下記の通りです。

  • 海外から日本のコンテンツへアクセスするならVPNは必須
  • 海外から・日本からVPNを利用するのは違法ではない
  • 違法な国でもグレーゾーンとして使用できる

海外旅行や海外出張の際は、必ずVPNを準備しておきましょう。

海外に到着した後では契約がスムーズに進まない場合もあり、滞在中はインターネットがほとんど使えなかった人も大勢います。

また、VPNの使用自体が違法となっている国では「グレーゾーン」として使用できます。とはいえ、使い方を見誤ってしまうと取り調べを受ける可能性があるので注意しましょう。

当サイトではVPNに関する情報を紹介していますので、その他の記事もあわせて参考にしてください。

海外関連のVPNに関するよくある質問

海外関連のVPNに関するよくある質問

ここからは海外で使用するVPNについての質問に答えています。

当記事でご紹介した内容の詳細も掲載しているのでぜひ参考にしてください。

VPNを規制している代表的な国はある?

VPNを規制している代表的な国は「中国」と「トルコ」です。

中国

中国では大規模な検閲システム「グレート・ファイアウォール」をインターネット上に設置し、閲覧できる情報に制限をかけています

中国政府は「国民の統制」を目的にインターネット検閲を実施しており、政府が認めたVPNのみ使用が許可されています。

VPNを中国から使用するのは違法?【中国でのVPN規制や違法性について解説!】

トルコ

対してトルコは、デモや誘拐行為を抑制するためにVPNを規制しています

NetflixやAmazon Prime Videoなどの動画サービスで提供される「犯罪行為をテーマに作成された動画・映画」から国民が刺激を受けないようにVPNを規制しています。(諸説あり)

トルコの詳細が知りたい方は下記の記事をご参考ください。

トルコで利用できるおすすめVPNまとめ【違法性や無料で使えるVPNがあるのかを併せて解説!】

料金の目安がわかりません

海外でVPNを使う期間は長くても1週間程度だと思いますので、できるだけ短い期間の契約が好ましいでしょう。

VPN事業者から提供されている最短の契約期間で「7日間」、通常は「1か月」の契約です。

7日間の契約を用意しているMillenVPNの料金は「580円」、1か月プランを提供しているVPN事業者の平均価格は「約1,550円」なので、1,500円あれば満足のいくVPNと契約できる計算になります。

サービス内容によって料金に差が生まれるので、用途によって使い分けるとよいでしょう。

VPN料金をより詳しく知りたい方は下記の記事をあわせてご参考ください。

海外で使うVPNの料金の目安はいくら?料金の比較表や無料VPNの使用についても併せて解説!

筑波大学が提供する「VPN Gate」は海外で使えますか?

もちろん使えます

例えば、インターネットが規制されているロシアから、ウクライナ侵攻以降、アクセスが約17万人から約72万人まで増えたVPNとしてニュースとなっていました。

運営元が教育機関である「筑波大学」と明確に表記されていることもあり、最も信頼性の高い無料VPNとして有名です

ただし、無料VPNかつボランティアで構成されるサーバーで成り立っているため通信速度は期待できません。

他にもおすすめのVPNはありますか?

実際にVPNを選ぶとなると何を基準に選んでいいのか困惑してしまう人も多くいらっしゃいます。

当サイトではおすすめVPNを紹介しつつ、選ぶポイントや注意点を総まとめにした記事をご用意しておりますので、ぜひご参考ください

【最新版】VPNサービスおすすめ5選!メリットやデメリット、危険性なども併せて解説!

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